大人のくせに、は通用しない
発達障害の大人に対して「大人のくせに」は通用しない。
長く生きていても、想像力が欠けていると、明日以降のスケジュール、いや、起きてから家をでるまでの時間配分さえ、うまくできない。
何度も同じ失敗をくりかえしても、脳が覚えない。それを自覚しなければならない。
いろいろなことを同時進行して行うことができないから、少し先の未来も見えない。
少し先の未来が見えないと、空気が読めないといわれる。
大事なことはカレンダーに書いたりスマホのアラームをかけて自分自身で管理すればよいのにそれすら忘れてしまう。
脳のテーブルが小さいのでいろいろなものをテーブルに並べることができない。
だから、いちいち引き出しにしまうが、何かをしまわなければ、新たなものを引出しから出すことはできないのだ。しかし、引出しの数が少ないわけではない。
いろんな引出しはあるが、どれも浅い。深い引出しがひとつだけあったりする。